「冷凍食品工場はきつい」は嘘!10年経験者が教える実態と向いている人の特徴

「冷凍食品工場はきつい」は嘘!10年経験者が教える実態と向いている人の特徴 ブログ

「冷凍食品工場の仕事に興味はあるけれど、寒さや体力面が不安で一歩踏み出せない」という方は多いのではないでしょうか。

確かに、低温環境での立ち仕事や単調な繰り返しの作業は、イメージ通り大変な側面があるのも事実です。

しかしその一方で、最近では防寒対策の徹底や作業負担を軽減する仕組みづくりに注力する工場も増えています

この記事では、冷凍食品工場に10年以上在籍した筆者が、現場ならではの「きつさ」の正体を包み隠さず解説しました。

企業が行っている負担軽減策に加え、個人でできる具体的な対策もご紹介します。

お風呂の入り方やおすすめの防寒着、靴のインソール選びなど、現場経験者だからこそわかる「長く続けるコツ」をまとめました。

仕事のきつさだけでなく、あまり知られていないメリットや魅力についても触れています。
応募を迷っている方は、ぜひ判断材料として参考にしてください。

冷凍食品工場がきついと言われる理由

冷凍食品工場がきついと言われる理由

冷凍食品工場がきついと言われる理由は、主に次の5つに集約されます。

  • 立ちっぱなしによる足腰への負担がきつい
  • 繰り返し単純作業がきつい
  • ラインノルマがきつい
  • 重量物が多くて体がきつい
  • 寒さがきつい

それぞれの具体的な内容と、実際の現場での負担感を以下で詳しく見ていきましょう。

立ちっぱなしによる足腰への負担がきつい

仕事は基本、立ったままでの作業になるので足腰への負担がかかります。 

各自が決められた配置によるライン作業のため、何時間もの間、同じ姿勢での立ち仕事となるからです。

例えば、原材料の選別や箱詰めでは、ラインが一定のスピードで動いているため、常に同じ姿勢で作業をするため、足腰がはったような疲労感がでやすくなります。

このように、慣れないうちは足腰への負担を感じやすい場合が多いです。

しかし、続けていると体が慣れ、体力がつくことが多く、足腰への負担感を感じずに働けるようになる方が多くいらっしゃいます。

繰り返し単純作業がきつい

冷凍食品工場では、各自が工程の一部を担当するため、同じ作業を繰り返す単純作業になります。

食品工場の仕事は複数の工程が合わさって一つの製品になるため、自分の持ち場で同じ作業を繰り返すからです。

例えば、ブロッコリーを加工する場合、1日に数千キロにも及ぶ原料を目視して、異物などが付着していないかをチェックする作業を繰り返します。

このように変化がなく、単純作業の繰り返しとなるため、精神的・肉体的にきついと感じる場合があります。

ラインノルマがきつい

冷凍食品工場では、消費者の需要に応えるため、厳密な生産計画(ノルマ)が組まれており、ラインを止めない継続的な作業ペースが求められます。

特に、季節商品や人気商品の製造時期には、より高い生産目標が設定されることもあります。

そのため、常に一定のペースで作業を続けることになり、きつさを感じるでしょう。

例えば、作業が予定通りに進まないと残業につながるため、先に退勤する他の従業員(特にシフト制の場合)の分までカバーする必要が生じます。

よって、残された従業員への負担が一層強まります。

その結果、プレッシャーを感じ、きついと感じる場合が少なくありません。

重量物が多くて体がきつい

冷凍食品工場では、原料の補充・運搬する業務があり、体に負担を感じやすいです。

原料の多くはバルク原料(段ボール内のビニール袋に原料が入っている状態)で、重さが10kg〜20kg、またはそれ以上になる場合があります。

原料をラインへの補充・運搬する作業は全身を使っての作業となるため、体がきついと感じやすいです。

多くの場合は男性が主に担当することがほとんどなので、事前に確認をとっておくことをおすすめします。

重たいバルク原料の補充は、基本的には男性がメイン。面接の際、聞いてみると良いですよ!

寒さがきつい

冷凍食品工場では品質保持のため、低温の中で作業を行います。

工程によりますが、加工室は5度から10度になっており、この低温環境がきついと感じる方は少なくありません。

例えば、ブルーベリーの選別作業の場合、ラインに流れてくる原料をビニール手袋を付けた状態で選別します。

もちろん凍っているので、その冷たさが段々と指先から体全体に広がっていくのが感じられるはずです。

寒さは冷凍食品工場では避けて通れないため、インナーが首まであるもの、使い捨てカイロを腰や足裏などに貼るなどして、防寒対策をしっかり行うのが良いでしょう。

冷凍食品工場はきついと感じさせないための会社側の対策

冷凍食品工場はきついと感じさせないための会社側の対策

冷凍食品工場の仕事がきついと感じる場合でも、対策はあります。

企業は従業員に快適に、長く働いてもらいたいからです。

  • 寒さ対策・対応
  • 体の負担への対策・対応

ここでは会社側がどういった取り組みを行うことで負担を減らしているのかを紹介していきます。

寒さ対策・対応

寒さ対策の例ですが、作業中に体が冷えすぎないよう使い捨てカイロを配布している会社もあります。

休憩時間には温かい飲み物を提供することで、体の内側からも温められるのはうれしいポイントです。

また夏季でも作業場が非常に低温であることを考慮した工夫があります。

冷えた体の体温調整をしやすいよう、あえて空調を抑えた休憩室を用意するなどです。

このように、企業が従業員の健康と快適性を重視した環境づくりに力を入れています。

体の負担への対策・対応

体の負担への対策として、作業開始前には体を動かしたり伸ばしたりするストレッチを実施し、けがの予防や体のこわばりの軽減に努めています。

また、重いものを持つ作業や長時間立ち続けることによる腰への負担を軽減するため、希望者には腰椎コルセットを配布している工場もあります。

特に負担の大きい作業にはアシストスーツを導入するなど、従業員の体への負担軽減に余念がありません。

さらに、一定時間ごとに作業ラインの配置替えを行っている会社もあります

これにより、寒さ、体、精神的疲労を分散させ、作業中の集中力を維持しやすくする効果も期待できるでしょう。

このように、冷凍食品工場を運営する会社側は、従業員が長く、安心して働けるよう、職場環境の改善や体への負担の軽減に取り組んでいます。

冷凍食品工場がきついと感じる前にできる対策

冷凍食品工場がきついと感じる前にできる対策

会社側の取り組みに加えて、個人でできる対策を実践することで、冷凍食品工場での仕事をより快適にすることができます。

  • 寒さ対策・対応
  • 体への負担対策・対応

ここでは個人で出来る対策を解説していきます。

寒さ対策・対応

個人でも出来る寒さ対策として、特に夏場でもシャワーだけで済ませず、湯船に15分〜20分程度できるだけ浸かったほうが良いでしょう

温熱と水圧の作用で滞りがちな末端の血液がスムーズに流れ、収縮していた血管をリセットできます。

作業中の寒さ対策として、インナーではユニクロのヒートテックがやはり欠かせません。

首元まであるハイネックタイプは冷気の侵入を防ぎ、体感温度を大きく変えることができます。

下半身用のタイツと併用がおすすめです。

作業着の下に着るアウターでは、ワークマンから裏アルミシリーズや断熱材シリーズなどがあります。

さらに、レッグウォーマーやゴム長靴内に防寒インソールを入れるのもおすすめです。

実際に働いている方に聞いてみるのも良いですよ

体への負担対策・対応

立ちっぱなしや繰り返しの作業による身体的な疲労を蓄積させないための工夫も必要です。

自宅でも作業前後に念入りにストレッチをするのも良いですし、整体やプロによるストレッチを利用している方もいます。

自分ではできない箇所の筋肉をほぐし、疲労回復を早めてくれるでしょう。

低反発のインソールを入れるのも良いです。

低反発インソールは快適性や衝撃吸収性が良いとされていますので職場での配置や好みで選ぶのが良いでしょう。

このような対策や対応を普段から心がけることで、疲労を軽減し体をいたわりながら、しっかりと働くことができます。

冷凍食品工場はきつい?向いている人の特徴

冷凍食品工場はきつい?向いている人の特徴

冷凍食品工場の仕事は、確かに寒さや体力面での負担がありますが、全ての人にとって「きつい」仕事というわけではありません。

むしろ、特定の特徴や経験を持つ方にとっては、非常に働きやすく、長く続けられる職場環境といえます。

  • 寒さが苦手でない方
  • 体力に自信がある方
  • 立ちっぱなし作業が苦にならないかた
  • 単純作業が苦にならない方

どのような方が冷凍食品工場に向いているのか、具体的に見ていきましょう。

寒さが苦手でない方

寒さに強い方や苦にならない方は、冷凍食品工場に向いていると言えるでしょう。

なぜなら、冷凍食品工場では品質保持のため、常に低温環境での業務となるからです。

加工室は5度〜10度程度に保たれており、この環境で長時間作業を行うことになります。

例えば、エアコンの冷気が気にならない方、もともと汗っかきで暑がりな方、ウインタースポーツが好きで寒さに慣れている方などです。

このような方は冷凍食品工場にストレスなく受け入れられる可能性が高いです。

しかし、寒さが苦手であっても、しっかりとした防寒対策を取ることで十分働くことは可能です。

体力に自信がある方

基礎的な体力がある方は、冷凍食品工場の仕事に向いています。

理由は、原料の補充など重量物を扱う業務があるからです。

バルク原料は10kgを超え、屈んで持ち上げる動作も多いため、予想以上に体力を消耗します。

特に男性が担当する現場では、1日で計数百キロの原料を扱うケースもあり、慣れるまでは強い疲労を感じることもあるでしょう。

そのため、引越しや倉庫作業など体を動かす経験がある方は、スムーズに適応できる傾向にあります。

一方で、繰り返しの作業で自然と体力がつくケースも多く、最近ではアシストスーツ等の導入で負担を軽減する工場も増えています。

配属先によっては重量物を扱わない場合もあるため、過度な心配は不要です。

立ちっぱなし作業が苦にならない方

長時間立ち続けることに抵抗がない方はストレスなく、働くことができます。

なぜなら、製造ラインは決められた工程に沿って作業をするため、持ち場を離れずに業務をこなすことがほとんどだからです。

基本的には、同じ位置に立って作業を続けるスタイルになります。

例えば、座ったままのデスクワークが苦手な方や、過去に接客業、警備員、倉庫勤務など立ったままの仕事経験し、すでに慣れている方は、向いていると言えるでしょう

また、立ち位置が固定されていて移動が少ないため、むやみに動き回ることなく、黙々と作業に集中したい方にはむしろ利点となります。

最初は足腰に負担を感じるかもしれませんが、クッション性の高いインソールを使用したり、作業前後のストレッチを習慣化することで、体への負担を軽減できます。

単純作業が苦にならない方

同じ作業を長時間、淡々とこなすことが可能な方は向いています。

その理由は、冷凍食品工場ではあらかじめマニュアル通りの作業が求められており、決められた作業を繰り返すからです。

複雑な判断や臨機応変な対応を求められる場面は少なく、手順が明確に定められています。

例えば、仕事の手順をあれこれ学ぶのが苦手な方や状況に応じて臨機応変な対応を求められるのが苦になる方には、むしろ向いているでしょう。

また、覚える手順が少ない分、即戦力となる方が非常に多く、早く仕事を覚えて稼ぎたいという方には良い選択肢となります

冷凍食品工場はきついがメリットも多い

冷凍食品工場はきついがメリットも多い

ここまで冷凍食品工場の「きつい」側面を中心に解説しましたが、実はメリットも数多く存在します。

寒さや体力といったデメリットを上回る魅力を感じて、長く働き続ける方も少なくありません。

  • 冷凍食品業界は安定している
  • 割引や余った商品をもらえる場合がある
  • 作業が簡単で覚えやす
  • 多様な国籍の人と交流
  • 障がいを持った方も働ける

冷凍食品工場で働くことの魅力を5つの視点から解説します。

冷凍食品業界は安定している

冷凍食品は景気に左右されにくく需要が安定しいるため、雇用の安定性が最大のメリットです。

共働き世帯の増加やライフスタイルの変化により、手軽で価格も安定している冷凍食品の需要は年々高まっています。

例えば、コロナ禍のような社会情勢の中でも、自宅での食事需要が伸び、冷凍食品工場は安定して稼働し続けました。

安定を第一に考える方や、腰を据えて長く働きたい方にとっては大きな魅力といえるでしょう。

冷凍食品の需要は年々高まっています!

自社製品を安く手に入れられる

冷凍食品工場では、従業員割引や製造過程で出た規格外品の購入・持ち帰りが可能な場合があります。

これは福利厚生の一環として提供されているからです。

例えば、パッケージ不良で品質には問題ない製品が無料でもらえたり、在庫を抱え賞味期限が間近な製品を格安で購入できることがあります。

昨今、物価の高騰やお米の値段などが家計を直撃する中、非常にうれしい特典といえるでしょう。

作業が簡単で覚えやすい

内容がマニュアル化しているため、未経験の方でもすぐに仕事を覚えて働くことが可能です。

複雑な作業や判断を必要とせず、品質を常に一定にするために徹底的にマニュアル化されているからです。

例えば、初日出勤後、数時間経ったら他の先輩従業員といっしょに作業可能となる場合が多く見られます。

初めての工場勤務の方でも、安心して働き始められる環境が整っているといえるでしょう。

多様な国籍の従業員との交流

近年、多様な外国籍の方が冷凍食品工場で働いており、自然とその方々が自国の言葉で会話をしているところに遭遇する場合があります。

異文化や語学に興味がある方には、非常に魅力的な環境といえるでしょう。

例えば、フィリピンやベトナム、中国といった海外国籍の従業員も多くいるため、生きた外国語が学べるチャンスがあります。

その一方で、日本語特有の難しい表現や漢字などに苦戦する外国籍の方もいます。

そのため、日本人も言葉が通じない相手に「どう言えば伝わるか」を工夫するため、自分自身のコミュニケーションスキルも磨かれます。

このような経験や体験が、将来のキャリアアップや転職に有利になる可能性もあるでしょう。

障がいを持った方も働ける

障がいのある方を積極的に雇用している企業は、誰にとっても働きやすい工夫がされているのが特徴です。

仕事内容がマニュアル化されており、ルールが明確になっているため、曖昧な指示がありません。

そのため、ルールを一度覚えてしまえば作業に取り組みやすいでしょう。

さらに、個々の適性に応じた作業を会社側が用意してくれるので安心です。

会社側もミスに寛容であったり助けてくれる風土が根付いており、長期的に安定して働いています。

まとめ

まとめ

冷凍食品工場はきつい面もありますが、対策次第で快適に働ける職場です。

企業側の防寒対策や負担軽減の取り組みが充実しており、個人でできる工夫も多数あります。

例えば寒さ対策であれば、防寒着を着用し、きつさ対策としては、ストレッチやインソールの活用などで負担を軽減できるでしょう。

また、企業側も、使い捨てカイロの配布、温かい飲み物の提供といった対策を行ってくれます。

こうした企業側の配慮は年々充実しているのです。

さらに、雇用が安定していることに加え、経済的メリットも受けられるといった魅力があります。

「自分に務まるかな?」と不安に思っている方も、この記事で紹介した対策を参考に、まずは一歩踏み出しましょう。

冷凍食品工場は、安定した収入とライフスタイルに合わせた働き方が手に入ります。

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